Saturday, November 26, 2011

acer Aspire One 722 レビュー

acer Aspire One 722を購入しましたので、軽く紹介します。



まずバッテリーの持ちはかなりいいです。
普通に使って6時間くらいは持ちそうな気がします。

次に性能ですが、メモリが2GBのままだとそれなりにストレスがありそうです。
メモリを4GBに換装して、良くなりました。

そしてデザインですが、水面のような模様はなかなかおしゃれです。
嫌いな人は居ないんではないでしょうか。


さらに良いのは、K10STATが使えるということです。
(ただし、定格以上のクロックには設定できないようです。)
このPCはデフォルトだとP0stateが1000MHz(1.175V)、P1stateが800MHz(0.9875V)となっています。
これをP0stateが1000MHz(0.950V)、P1stateが800MHz(0.825V)に変更して動かしています。

(参考)
K10STATの使い方について

これだけ良いPCがこの価格というのは、かなりお買い得だと思いますよ。

Monday, November 21, 2011

FX-8120 BOXのレビュー

2011年11月21日にFX-8120を購入しましたので、レビューします。
PhenomII 965BEからの換装です。

[構成]

  CPU: AMD FX-8120
  CPUクーラー: 無限弐 Rev.B
  M/B: GIGABYTE 970A-D3(F7 BIOS)
  MEM: CFD 4GB*2 DDR3-1600動作
  VGA: Palit GTX460(768MB) Core@830MHz,MEM@2020MHz
  電源: HEC-700TE-2WX



[オーバークロック設定]

  ベースクロックを250MHzに設定
  TurboCORE時の最大倍率を18倍に設定
  HT,NBクロックを2250MHzに設定
  メモリクロックを1666MHzに設定(6.67倍)

  以上の設定により、三段階のCPUクロックは
   3100MHz 3400MHz 4000MHz から、
   3875MHz 4250MHz 4500MHz に上げられています。

  噂によりますと、定格以上の倍率を設定するとなんらかのリミッターが働くようでしたので、
  倍率は定格に留めてベースクロックを上げることによってオーバークロックしました。
  また、マザーボードのBIOSの問題でしょうが、CPUの電圧をうまく設定することが出来なかったので
  定格電圧のままでオーバークロックしています。
  HPCModeの設定項目は見つけられなかったのでおそらくOffになっています。


[ベンチマークスコア]

3DMark11
   P4032(詳しいスコアは以下のサイトに掲載)
   http://3dmark.com/3dm11/2268778

   3DMark11を実行中にCPUZを用いてCPUクロックを見ていましたが、
   基本的に一番低いクロック(1750MHz)に落ち着いていました。
   CnQをOffにすればもっとスコアが伸びそうです。


  CINEBENCH R11.5 64bit
   定格クロック  :4.66
   オーバークロック:6.14

   定格クロックと比べてクロックは25%しか上がっていないのですが、
   スコアは31.7%も上がるという謎の結果になりました。

[総評]
  PhenomII 965BEと比べると、コアが増えた分快適になっている感じがします。
  TurboCOREのお陰で少ないスレッド数を走らせる時もストレスは感じません。
  発熱は以前とほとんど変わっていないようですので、ワットパフォーマンスは大きく上がっていそうです。

Sunday, July 24, 2011

ffdshow+Avisynthで動画を60fps化する方法

AvisynthのInterframeというプラグインを使うと、
動画を60fpsで再生することができます。
やり方は説明書を読めば分かりますがスクリプトに何を書けばいいのか分からない
という方が多そうなので、自分が使っているスクリプトを書いておきます。
メモリの搭載量が4GB以下のPCを使っている人はSetMemoryMaxの値をもっと小さくした方がいいでしょうね。


SetMemoryMax(2490)
SetMTMode(1,8)
ffdshow_source()
SetMTMode(2)
InterFrame(GPU=true, Preset="Ultra Fast", Tuning="Film", FlowPath="C:\Program Files (x86)\AviSynth 2.5\plugins\")
GetMTMode(false) > 0 ? distributor() : last

Saturday, June 25, 2011

GA-970A-D3レビュー

6月19日にAM3+のマザーボードのGA-970A-D3を購入しましたので、評価しておきます。





TSUKUMOの通販で購入しまして、9980円+代引き手数料525円でした。


この製品は、非常に安定して動作しています。
前に使っていたマザーボード(GA-MA78GM-S2H)ではCPUクロックの限界が3.4GHz程度だったのに対して、
このマザーボードでは3.8GHzくらいまで回ります。

非常に安価な製品ですので、おすすめです。

Sunday, February 13, 2011

K10statによるAltVidの使い方について

K10statは、AMDCPUの省電力機能の設定値を変更するものですが、
AltVidという機能を使えば更に消費電力を減らすことができます。


それでは設定方法について書いていきます。












-BIOSでの設定-
BIOSの設定画面を開いて、C1Eの設定項目ををEnabledにします。


-Windowsでの設定-
Windowsのコントロールパネルの電源オプションから、
電源設定を高パフォーマンス以外にします。

K10statのショートカットのプロパティ中の起動オプションに、「Altvid:650」などと追加します。
(カギ括弧中の650の部分はCPUの電圧(mV)を表しています。650ならおそらく安定するでしょう。)


設定後、パソコンを再起動します。


CPU-ZなどのCPU電圧を確認できるツールで電圧を確認してみて下さい。
アイドル時にCPUの電圧が0.65V付近まで下がっていれば設定はうまくいっています。

Wednesday, January 19, 2011

K10STATの使い方

AMD製CPUをWindows環境で使う時にとても便利なソフトに、K10statというものがあります。

このソフトウェアは、CPUの負荷によって周波数、電圧を自動で切り替えることによって

低負荷時は省電力、高負荷時は高性能なPCの実現を可能にしています。


この記事では、僕が個人的に調べたこのソフトウェアのより効率的な使い方を紹介します。






まずはCPUの特性について解説をします。



CPUは、クロックと呼ばれる1秒あたりの計算回数が多いほど計算が速くなります。
しかしながらクロックを上げるためには電圧も上げる必要があるために、
クロックを上げると消費電力や発熱が飛躍的に増加してしまいます。
(消費電力・発熱はおおよそクロック数に比例、電圧の2乗に比例します。)

また、CPUのデフォルト電圧はどんなPCでも安定して動作させる為に高めに設定されています。

ですからCPUのクロック・電圧が設定できるこのソフトウェアを使って、
それらを自分の使っているCPUの個体に最適な値に変更しようというわけです。



下の画像は、K10statの設定画面です。



デフォルトではP0,P1,P2,P3の4つのステートが用意されています。

上の画像の設定では、


負荷がほとんど無い状況ではP3ステート
(800MHz/0.7000V)

P3ステートでCPU使用率の平均が15%を100ミリ秒間上回るとP2ステートに移行
(2000MHz/1.0750V)

P2ステートでCPU使用率の平均が25%を100ミリ秒間上回るとP1ステートに移行
(3200MHz/1.2500V)

P1ステートでCPU使用率の平均が60%を100ミリ秒間上回るとP0ステートに移行
(3400MHz/1.3500V)

このようになっています。





次に起動オプションの解説をします。
K10statのショートカットをスタートアップフォルダーに入れると、起動こそしますが、
自動でクロックをコントロールしたり、タスクトレイに常駐したりできないはずです。

そこでショートカットのプロパティから起動オプションを指定して、これらを有効にします。



D:\Tools\k10stat\K10STAT.exe -lp:1 -nw -StayOnTray -clkctrl:3

上記はうちの環境での設定例です。
K10STAT.exeまではファイルのパス、それ以降が起動オプションです。


-lp:1  プロファイル1をロードする
-nw 起動時にウィンドウを表示しない
-StayOnTray タスクトレイに常駐する
-clkctrl:3 クロックコントロールの設定3
(全コア平均のCPU使用率を元にクロックをコントロールするモード)



※注意点※
オーバークロックは自己責任です。
WindowsVista以降の環境でK10statをスタートアップで起動する為には、UACを無効にする必要があります。
上記の設定は4コアCPUであることを前提にしています。他のコア数のCPUを使う場合には、設定値を適宜変更すると良いでしょう。



K10statの機能の一つであるAltVidの使い方についても解説しています。

FXシリーズのクロック・電圧制御についても解説しています。
AMD PSCheckの使い方について

こちらへどうぞ。